今年の9月に完成した、Q1住宅で設計した城町の家に坂本君と一緒に行ってきました。寝室のハイサイド窓の部分が少し寒く感じるので、断熱ブラインドをつけて欲しいとの要望もあり、訪問と一緒に取り付けてきました。
実際に暮らしが始まると、断熱ブラインドの性能の良さは、あけると少し寒い空気が来ることがわかりますので簡単に理解いただきます。Q1住宅を断熱ブラインドや内窓なく設計するには、トリプルのアルゴンガスかクリンプトンガス入りのガラスが必要になります。日本の窓メーカーではその様な商品はまだ殆どありませんので、私は様々な工夫をして設計しています。
リビングに取り付けた、電動の断熱ブラインド(ハニカムサーモスクリーン)
断熱性能を高めれば高めるほど、窓等の断熱不足の所が寒く感じるようになります。今回も寝室の小窓のハイサイド部分なので、Low-Eペアガラスで大丈夫だと考えていたのですが、寝る時には少し寒くても我慢できないのが人の常でしょう。
城町のQ1住宅は4KWのエアコン一台で約85坪の家の暖房をまかなっています。11月の電気代をお聞きしたところ17000円だったそうです。普通の家の2倍から3倍の大きさの住宅ですが、一般的な30坪位の大きさの家とほぼ同額の電気代で生活されている事になります。
エアコンの設定温度21度 室内の温度21度です。
高断熱住宅では、一年目よりも2年目からの方が熱も蓄熱されて電気代はずいぶん下がりますので、これからの電気代が私には楽しみです。